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写真の足し算引き算
何気なく撮った写真をあとから見返してみると、なんだか写真全体がごちゃごちゃしてイマイチと感じる事はありませんか?
写真の主題以外の不要なものまで写してしまうと、写真の中で何を伝えたいのか分からなくなり平凡な写真に見えてしまいます。
上手に写真を撮るためには、写したいものと写したくないものを上手く整理して撮影することが非常に重要となってきます。
これを写真の足し算引き算といいます。
写真の足し算引き算による効果
足し算で写真にストーリーを持たせる!
メインの被写体に対して、関係性のあるサブの被写体を添えることで写真に臨場感やストーリーが生まれ写真が一段と輝いてきます。
お花だけを写した写真があるとします。
これだけで十分きれいな写真ですが、
「この写真はどう感じますか?」と聞かれたらどう答えますか?
多くの人は「きれいな花の写真」というイメージを多くの方が感じると思います。
では、ここに足し算でミツバチを添えてみましょう
「この写真はどう感じますか?」と聞かれたらどう答えますか?
「花畑の写真」「ミツバチが花の蜜を集めている写真」「近くにいると刺されるかもしれない」
など人によって様々なイメージを連想するかと思います。
主題の花に副題のミツバチを加えることでストーリーが生まれ、見る人に臨場感を伝えたり、想像力を掻き立てる効果が出て写真に深みを加えることができます。
コース料理で例えるとメインディッシュで皿の上にお肉だけドーンと出されても華がありませんよね。大体の場合はメインディッシュのお肉の他に、サイドディッシュとして野菜やソースで彩りを加え華やかで印象的になっていますよね。
写真も同じように主題に副題を足すことで、想像力を掻き立てる印象的な写真となります。
写真が上手い人は足し算引き算も上手い人が多く、全体の印象をコントロールをして写真を撮っています。上手く利用してワンランク上の写真を目指しましょう!
写真の引き算で洗練された写真に!
写真に余計なものを写さないように撮ることで、テーマが強調し何を伝えたいかはっきりさせることができます。
自分で動いて構図を調整したり、アングルを変えることで余計なものが映らないようにできます。
トリミングで後から写真の引き算ができる!
不要なものが写って、ごちゃごちゃした写真をトリミングを使って後から整理されてスッキリした写真に修正することもできます。
トリミングに慣れてくると写真をわざと引き気味にと撮ってトリミングで、不要な部分を消し、構図も後から調整するテクニックもあります。
トリミングをすると画像サイズが小さくなるため過度に行うと、画面表示や印刷時するときに滲んでしまうことがあるので注意しましょう