Post Date: 2022/02/08
普段お使いのレンズや長期保管していたレンズのゴムリング(ラバーリング)の部分が劣化して白くなった経験はございませんか。
使用上問題ないのですが、見た目が悪く使っていて気持ちよくないですよね。。。
なかなか落とすのが大変な白化現象ですが、今回ご紹介する方法ではとてもかんたんに除去して黒く戻すことができます。
また、加水分解してしまってベタベタするゴムリングのベタつきも除去することが可能です。
ゴムリングの白化現象でお困りの方は自己責任で試してみてください。
【注意】
今回ご紹介する方法はアルコール濃度の高い無水エタノールを使用するクリーニング方法となります。
肌の弱い方はゴム手袋をして行ってください。
またご紹介する今回の方法でレンズに不備などが生じても一切の責任を負いかねます。
目次
事前に準備するもの
- ホコリの出にくいペーパーまたは布
- 無水エタノール
- 歯ブラシ
白化したレンズのゴムリングのクリーニング方法
- ゴム部分が白化してしまったレンズを用意します。
- 無水エタノール・歯ブラシ・シルボン紙を用意します。
- 歯ブラシの先端に少量の無水アルコールをつけます。
この際、つけすぎないように注意してください。 - 白化してしまったゴム部分を無水アルコールに浸した歯ブラシで溝まできれいにブラッシングしていきます。
レンズによってはゴムリングの下に鏡筒を止めるネジなどの部品があるため、ブラッシングの際にアルコールがゴムリングの隙間に極力混入しないよう注意をしてください。 - ゴムリング一周のブラッシングが完了しましたらシルボン紙やタオルなどの粉塵が出ないものでアルコールをきれいに拭き取ってください。
- 一通りレンズクリーニングを行いきれいになった状態のゴムリングです。
拭き取り後も白い部分が残っていたら再度ブラッシングを続けてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。
ゴムリングが新品のようにきれいになりましたね。
中古でレンズを購入する際などに白化したレンズが安く売っている場合もありますが、今回の方法で白化を解消することができ安く買える場合があります。
レンズクリーニングを行う際に万能に使える無水エタノールとシルボン紙。
よく使うという方が居ましたら下記の様なワンプッシュで少量の無水エタノールが出てくる便利なアイテムもあります。
私も実際に使っていますが頻繁にクリーニングする際は大変便利です。
ただ、放置していると無水エタノールを自然と揮発してしまうので入れすぎには注意しましょう。
今回ご紹介したもの