写真撮影の時間帯ごとの特徴とおすすめの被写体

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グリーンピア津南スカイランタン
Category: 撮影テクニック

撮影時間帯によって撮影イメージが異なる

写真はいつ撮っても同じというものではありません。
撮影時間帯によって撮れる写真やイメージが全く異なってきます。
マジックアワーと言われる時間帯は何でも美しく撮れる魔法のような効果を発揮します。

撮影時間帯ごとの特徴と撮影に与える効果を理解することで撮影の幅をぐっと広げることができるのです。

撮影時間帯ごとの特徴と適した被写体

日の出前後(マジックアワー)の時間帯の撮影効果と特徴

マジックアワーと言われる日の出前後の僅かな時間帯は、朝焼け空を眺めることができるとともに、 一日の中で気温の低く湿度の高い時間帯のため、 霧や霜などの様々な自然現象もよく発生する時間帯となっています。

朝霧が発生する目安としては、雨が降った日の翌日の天気予報が晴れかつ気温が急激に低下する日に発生しやすく、自然現象の写真を撮影するチャンスとなります。

自然現象と朝焼けを足し算して撮影した写真はセンチメンタルかつ印象的な写真に仕上がります。

日の出前後(マジックアワー)の時間帯の特徴

  • 非日常的な写真がとれる
  • 天候によって様々な自然現象を期待できる(朝露、濃霧、雲海、霜)など
  • リフレクション効果を得られる
  • 日没時のマジックアワーと比べ、自然現象とのショットが狙いやすい

日の出前後(マジックアワー)の時間帯に適した被写体

  • 風景写真
  • 自然現象

早朝の時間帯の撮影効果と特徴

植物や花がみずみずしく活き活きし、鳥も活発に行動を始めるため鳥の撮影を狙うならこの時間帯がベスト!
太陽光による自然光も柔らかく被写体が綺麗に見える時間帯でどんな被写体でも写真映えしやすいのが特徴だが、春先は大気が霞んでしまうことが多く、季節によっては風景撮影に向かないことがある。

朝の時間帯の特徴

  • 植物がみずみずしく活き活きとしている。
  • 水滴など逆光時のキラキラボケや玉ボケを期待できる
  • シルエットと強い光が強調され後光がドラマチックで幻想的な写真を狙える

朝の時間帯に適した被写体

  • 風景(山、海、森、田園風景など)
  • 人物

午前の時間帯の撮影効果と特徴

午前の時間帯の特徴

  • 太陽光による眩しさも少なく、自然光の当たる角度を調整しやすいためポートレートで撮影しやすい時間帯
  • 鳥の活動が活発な時間帯で鳥の撮影にはおすすめ
  • 自然や風景写真撮影におすすめの時間帯
  • 明るくなりシャッタースピードを稼ぐことができるため動き物をピタリと止めて撮影しやすくなる。

午前の時間帯に適した被写体

  • 花・植物
  • 人物撮影(ポートレート)

正午時間帯の撮影効果と特徴

正午の時間帯の特徴

  • 一日で一番はっきりとしたコントラストが出る時間帯
  • 午前・午後の時間と比べると青空が薄い色になりやすい
  • 木漏れ日が現れやすい
  • 屋外での人物撮影にあまり適していない時間帯
    (日差しが強く硬いため、陰影が強く出てしまう。人物撮影ではシワなどの影が目立ってしまい不向き)
  • 室内で撮影時は窓越しの風景を白飛びさせやすく背景の整理がしやすい
  • 自分やカメラの真下に影ができるため、足元の被写体に影が入りやすい。

正午の時間帯に向いた被写体

  • 降り注ぐ木漏れ日など

午後の時間帯の撮影効果と特徴

  • 天候や気温によって異なるが、炎天下の日は植物や花に水気がなくなり写真写りが悪くなる。

夕方の時間帯の撮影効果と特徴

夕方の時間帯の特徴

  • 全体的に薄暗くなってくるため手ブレや被写体ブレが起こりやすくなる
  • 地面と空との明暗差が強くなり水面のリフレクションの効果が強く期待できる。
  • シルエットが長くなり人物・建造物の印象が変わってくる。
  • どことなく哀愁を感じさせる時間帯

夕方の時間帯に適した被写体

  • 風景

日没前後(マジックアワー)の時間帯の特徴

日没時は一日で一番ドラマチックな時間帯。

日没という自然現象を活かした撮影効果を上手く捉えることで様々な事象を撮影するシャッターチャンスが生まれます。
炎天下の夏日だと、水平線に沈む太陽が海に反射し蜃気楼ができることで「だるま太陽」が見えたり、シルエットを巧みに活かした町並みや人物の写真を撮影することができます。

この時間帯になると辺りが暗くなってますので、カメラのシャッタースピードが落ち手ブレや被写体ブレが目立ちやすくなります。三脚などのブレ軽減アイテムあると格段に撮影しやすくなります。

日没前後(マジックアワー)の特徴

  • 非日常的な写真を撮影できる
  • リフレクション効果を得られる
  • 日没時のマジックアワーと比べ、自然現象とのショットが狙いやすい

日没前後(マジックアワー)の 適した被写体

  • 人物(シルエットポートレート)
  • 風景(海、山など)
  • 夜景(都会の夜景など)
  • 建造物(橋など)

夜の時間帯の撮影効果と特徴

長時間露光というデジタルカメラのテクニックを使うことで非日常的な写真を撮影することができます。
仕事終わりのサラリーマンでも楽しめるカメラ趣味の一つ。物静かな夜の空間の中での写真撮影をするのは日頃のストレスからも開放されリラックスできます。

著者も夜景や星空などの撮影が一番好きでよく行っていますが、不審がられ警察に職務質問されるというサプライズもあります(笑)

夜の時間帯の特徴

  • 長時間露光で非日常的なドラマチックな写真を撮れる。
  • 高価な機材が必要になりがち。
  • 職務質問される機会が増える。
  • 手ブレ防止のため三脚必須

夜の時間帯に適した被写体

  • 季節の風物詩(花火・ホタル)
  • 星空・星景
  • 夜景( 工場夜景 ・都市夜景など)

さいごに

いかがでしたでしょうか?
撮影時間帯ごとに色々な特徴があるためそれらを理解することで、様々な撮影効果を得られ写真撮影が一段と楽しくなってきます。

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